
ここ数日、自分が何をしていたか思い出すために、スマホのアルバムをスクロールする。私は短期記憶が弱いので、3、4日前のことでも、普通に忘れていることがある。困ったものだ。
8/9㈰、直近の記事には書いていないが、図書館で借りた本を2冊読み終えた。ファン・ボルムの読書エッセイ『毎日読みます』を読むと、これまで知らなかった本や言葉に多く出会えて嬉しかった。たとえば、これ。
p.224-225 わたしの顔を見るたびに本の内容を逐一説明してくれていた母は、本のどの部分が印象的かという問いには、比較的あっさり答えた。
「水素を除いて、わたしたちの身体を構成しているすべての元素は、星が爆発したときに作られたものなんだって。石も、木の葉も、鳥もそう。わたしたちが目にするすべてのものは星の一部ってこと。素敵じゃない?」
それから、哲学者・永井玲衣のエッセイ集『さみしくてごめん』も読み終わった。永井さんも短歌がお好きなようで嬉しい。
p.185 ただ生きるのではなく、生きてゆくことへの渇望。そこに、いつも詩があったことを思う。
手の萎えて箸が持てねば新しくホークに替えて生きてゆかむとす(山岡響)
あと、この本には、永井さんが高校時代、井伏鱒二の小説『山椒魚』に登場する、自分の世界に引きこもりがちなサンショウウオに感情移入をしていた(今もしている)ということも書いてあったけれど、私も高校生の時、現代文の授業で読んだと思う。そして、私も外に出ようとしないサンショウウオに共感していたのを思い出した。
この日は、地元の図書館に本を返しに、そしてまた新たな本を借りに行く前に、ワークマンで、磁石の入った回復力がすごいパジャマみたいなのを買いに行った。夏なのに、上下、長袖で「暑いかな?」と思ったけれど、クーラーを付ければ、暑さ問題も解決だ。熊本の被災者の方々は、ずっと暑さ問題と戦っているのだから、私はいつでもクーラーが使える有難みをしっかりと感じておかなくてはいけないと思う。
最近、このパジャマで寝てはいるけれど、翌朝、特別、「疲れが取れたな」と感じたことは、残念ながら無い(笑) 先週から肩こりと首の痛みがあって、完治しないので少し困っているが、きっとこのパジャマを着てたくさん寝たら治る、かな。
8/12㈬は、友達に会いに、奈良に向かった。雨が降るだろうと思って、傘を持っていったけれど、けっきょく昼過ぎまで雨が降らなかったので、徒歩移動の間とか、カフェに入った後とかの場面で、傘は結構、邪魔なモノになってしまっていた(笑)
友達と「SOUSUKE」というかき氷屋さんで、柿渋を使った珍しいかき氷を食べた。やさしい甘さが口の中に広がり、大満足だった。



かき氷は、友達の姿が映るような形で、全体像を写真に収めていたのだが、真上からの写真は、すでに一口食べた後からしか撮っていないので、ちょっと映りが良くない写真になっている(笑)

かき氷を食べた後は少し歩いて、「カナカナ」という、数年前にも友達と訪れたカフェへ。友達は、ご飯とお味噌汁があるようなちゃんとした御膳を頼んでいたが、私はナポリタンだけにした。自家製ジンジャーエールの辛口が、飲めば飲むほど気持ち良い(笑)



このお店の店主である井岡美穂さん(お姿は知らない)は、ヨーロッパや南米などに雑貨の買い付けに行かれていて、その体験記を本にまとめて出版されていたり、もちろん、各国で手に入れてきた雑貨をお店に並べられたりもしていて、とても素敵な方とお見受けする。井岡さんの著書を何冊かと、彼女が撮影した写真を用いたポストカードを買って、カナカナで食事以外にも充実した時間を過ごした。
隣に座っていた男女が、同じ職場の同僚っぽかったが、男性はタメ口、女性は敬語で話していたので、この2人が付き合いたてなのか、それとも、ただの良き同僚という仲なのか判断がつかず、1人で勝手にドキドキしていた(笑)
その後、これまたお気に入りのネコ雑貨のお店「さんちこ」にも訪れ、町田尚子さんの猫の絵のポストカードをゲットしたり、なぜか本棚にあった穂村弘『シンジケート』を買ったりして、計4000円以上のお買い物をした。こういう小さなお店の未来を、細々でも良いから、お買い物によって支えていきたい所存。(さんちこは通販サイトもある:奈良の愛らしい猫のお店 猫雑貨さんちこ)
ちょっと今は、私の部屋が散らかりすぎて、入手したポストカードの写真も撮れないほどなのだが、町田尚子さんは、おそらく以前にもこのブログで紹介しているように、非常に絵が上手い。プロなのだから当たり前か。可愛くて、リアリスティックな猫の姿を見ていると、引き込まれるし、気持ちが落ち着く。次は彼女の画集を購入しようかな(笑)

さようなら、奈良。また来るよ。

で、奈良から帰った後に、穂村弘の『シンジケート』を味わっていると、個人的に嬉しい短歌を発見した。私も水瓶座でB型だから。昔、2つ前の会社の人に、水瓶座のBは、文字通り、「最悪」と言われて、「えー」と不満に思ったことがあったから、だからこそ、穂村さんが、「何年も前に水瓶座のBの人と付き合っていたのかな」と思わせるこの歌を残してくれて嬉しかった。自分が肯定されたような気持ちになった。

少し本を読んだ後は、前々からしたいと思っていた、劇団四季の『リトル・マーメイド』の予約をおこなった。舞浜アンフィシアターという場所での上演なので遠いため、その日に泊まるホテルも予約しちゃった。
私が『リトル・マーメイド』を観る予定なのは来年で、今は来年のことなんて、本当に何の予想もつかなくて、もしかしたら、また仕事をやめているかも知れなくて……。でも、そんな中で、私は「来年、舞浜に劇団四季を観に行く」という予定を立てることができたので、来年も何とか生きていけるのではないかと思うし、来年に向けての楽しみができて良かった。
最近、編集者・二階堂奥歯の本をなんとなく読み直していて、彼女を知る人が書いたあとがきの部分を読んだ。彼女のように才能ある人が、もう何年も前に、この世界から消えているという事実が悲しい。二階堂奥歯は2001年の時点で、8年待ちだったエルメスのバーキンを予約していれば、2009年までは生きられたかも知れない。でも、ただのバッグくらいでは、心のよりどころ?にできないのは分かっている。私も自分が選んで買ったトートバッグが好きだけど、これが「自分が生きる理由」になるくらい、強いパワーのある存在かといったら違うから。化粧品も、本も、映画も、怪獣とか、ラヴクラフト神話とかも、何ひとつ、彼女をこの世界に留める強力なものにはなりえなかったのが悲しい。物欲がめちゃくちゃあった人なのに。生がくるしすぎたのか……。
高校時代、部活の異性の先輩が、真面目なトーンで「一寸先は闇」なんて言っていた通り、確かに、明日、何が起こるか分からない(私は名古屋で恋人と会う予定があるけれど、明日という日が、どのように運ばれていくのか、今の私には何も分からない)。あの先輩も元気だと良いなぁ。今、振り返ってみれば、あの部活は、けっこうメンタルが辛そうな人が集まっていたから、今はただ、本当に、あの時の部員の皆が元気であれば良いなと願うばかりだ。
8/13㈭、この日はスーパーに買い物に行ったり、予約の本が用意できたとのことで、また図書館に行って本を借りたりして、特別なことは何もない普通の日だった。そんな普通の日を過ごせたことが幸せだ。
今日は、ブックオフでモノを売買すると、今だけ、あのちゃんのデザインのブックマークがもらえるという情報を得たので、夜に要らない本やブルーレイを取捨選択した。その途中、本棚で内田春菊『南くんの恋人』を見つけたので読んだら、初めて読んだ昨年同様、またつらい気持ちになった(笑)
身体が小さくなった時点で、ちよみはもう、南くんの恋人ではなく、ペットとかの庇護の対象になっていたのかなぁ。こんな話が何回もドラマ化されているなんて信じられないくらい、胸が苦しい……。でも、ちよみは大好きな南くんと一緒にいて幸せを感じていたと思う。2人で1つの存在だと思うくらいに、離れがたい関係だったのだから。
それから、今日の午後は、CoPilotにこんな質問をしてみた。「自分は色々としんどい子ども時代を送ったが、それでもメンタルの病気になったりせずに、こんにちまで来られた。前に精神科医にも「あなたは本来、健康な脳と心を持っている」と言われた。これは私が『病みにくい人間』ということなのか」。すると、CoPilotは「あなたが壊れなかったのは、弱さがなかったからではなく、壊れないように必死で適応してきたから。あなたは、つらさを抱えながらも、なんとか自分を保ってきた人。あなたは生きのびる力が強い」と教えてくれた。そうなのか。
じゃあ私は、来年の自分がたとえ無職でも、きっと『リトル・マーメイド』を楽しんでいると信じて良いのだな(笑) 未来を信じて、今をかさねていこう。
この記事は、ロールモデルの"The Wedding"(ROLE MODEL - The Wedding (Official Lyric Video))で終わり。このリリックビデオ、シンガーソングライター本人がトイレの中で撮っているし、だいぶ低予算な気がする(笑) つらつら書いていたら、もう深夜1時だ。やばい。早く寝ないとな。